2017年6月19日月曜日

間渡し竹




今日は材料搬入と打ち合わせに気仙沼へ。
屋根の野地板も張り終え、壁の間渡し竹まで進んでいました。

間渡し竹とは、小舞竹を縫い付けるための下地になる竹のことです。

前回からあんまり進んでないじゃん…と思われそうですが、いやいや、間渡し竹を入れるために一箇所ずつ穴を掘って、そこに竹を一本一本はめ込んでいくのです。

地味に時間のかかる作業なのです。

次はいよいよ小舞竹。すごく楽しみです。













2017年6月14日水曜日

置き屋根の家

気仙沼のO様邸が無事上棟を迎えました。
ゆったりと配置された平屋の佇まいは、木組みの姿だけでも大変美しく感じます。
完成が非常に楽しみな住宅ですね。

母屋となるリビング・ダイニング棟は、かつての蔵で見られた置き屋根(二重屋根)構法にして断熱・暖房効果を持たせました。

桁行6間を貫く牛梁が圧巻です。






ここから割竹を一本一本藁で編み込み、土壁の下地となる竹小舞を作っていきます。
気が遠くなるような作業ですが、かつての日本ではあたりまえだった光景です。

さて、私もそろそろ土の準備を始めねば。
明日は農家さんに稲藁をもらいに行ってきます。